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Index
#01 写真家
風間 トシさん
#02 ピアニスト
鳥養 潮さん
#03 彫刻家 
平塚 ケンさん
#04 シュー・デザイナー
東・たか子さん
#05 画家
HIROYAさん
#06 ブライダル・オートクチュール・デザイナー
吉岡 順子さん
#07 創作舞踊家
橋本 真奈さん
#08 フィナンシャルプランナー
江波戸 操吉さん
#09 ブロードウェイ女優
玉置 康子さん
#10 ニューヨーク州弁護士
山本 貴子さん
#11 ジャズピアニスト
後藤 小百合さん
#12 イラストレーター
橋本 純一さん
  ブライダル・オートクチュール・デザイナー吉岡 順子さん
 2002年1月にマンハッタン・ファッション街でブライダル・オートクチュールのBONAPARTE−NYをオープンしたのが、吉岡順子さん。ファッションの専門誌やニューヨーク・マガジンにもその作品が紹介され、ニューヨーカーの間では知名度が高まってきた。
写真 吉岡さんのウエディング・ドレスの特徴は、本人の弁を借りれば「モダンでソフィスケートを守りつつ、ヨーロッパやオリエンタルな雰囲気も感じさせる」。素材はイタリアン・サテンオーガンジーをはじめ、ソフトタッチの革なども用いている。華のように見えるのは実は革をカットしてデザインしたものだ。
「エスニックによって好みの違いはありますが、アメリカ人はセクシーなものが好きですね。ドレスのデザインとして良くても、デザイナーとしての自分を出しすぎて、着ている花嫁が最も美しく見えなくなってしまっては意味がありません。デザインはシンプルにしてほんの少しクリエィティブを加える、そんな工夫をして着る人とデザインを調和させています」。
ブライダル・オートクチュールを始めようと思い立ったのは、何気なく手にしたアメリカのブライダル雑誌がきっかけだった。「ブライダル誌に掲載されていたウエディング・ドレスは、シンプルで、クラシックすぎて、面白みがない」。ふつう面白くなければ興味は起きないが、吉岡さんはちょっとちがった。逆に面白くないからこそ、自分が改革して入っていける場があるのではないかと考えた。
「ヨーロッパのブライダル衣装はビーズが散りばめられてあって、華やか、そうしたイメージをアメリカに持ち込めないか」。1994年モード学園ファッションデザイン科を卒業した吉岡さんは単身イタリア・ミラノ・アンテプリマに留学した。ファッションの先端はミラノにあると当時吉岡さんは感じていた。
ディプロマ取得後イタリアのファッション・ブランドのインテビに就職。いざ、独立しようとした吉岡さんにイタリアの保守的な土壌が立ちはだかった。そんな時、占い師に「あなたはニューヨークに行くべきで、ニューヨークには成功が待っている」と言われる。気がついたら伴侶と知り合い、彼がアメリカ人だったこともあり、ニューヨークに来ることになっていた。
写真
「個人でやっていくには、資本の問題もあり、大量生産するようなデザインはできない。自分にとって面白いのは、1点ずつていねいに作っていくことです。その意味からもブライダル衣装なら1点ずつ個人の注文で製作できますしね。」ドレスはオーダーメイドで2,000ドル前後から取り扱う。
「イタリアの縫製は感覚的なものですけれど、どこか違うんです。垢抜けているというか…。」縫製職人は賃金は高いけれどイタリア人を採用した。顧客とのコミュニケーションと自分の感性を大事にしてビジネスを軌道に乗せてきた。オープンから半年を過ぎて赤字を脱出、次のステップとしてショールームを物色中だ。
「毎年が発見です。自分を信じて後悔しないように、思いっきりチャレンジしていく、そうするとニューヨークには応援してくれる人も現れてきます」。ハッピーな人が人生の晴れ舞台のために作るドレス、幸せビジネスはハッピーを生み出していく。

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