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Index
#01 写真家
風間 トシさん
#02 ピアニスト
鳥養 潮さん
#03 彫刻家 
平塚 ケンさん
#04 シュー・デザイナー
東・たか子さん
#05 画家
HIROYAさん
#06 ブライダル・オートクチュール・デザイナー
吉岡 順子さん
#07 創作舞踊家
橋本 真奈さん
#08 フィナンシャルプランナー
江波戸 操吉さん
#09 ブロードウェイ女優
玉置 康子さん
#10 ニューヨーク州弁護士
山本 貴子さん
#11 ジャズピアニスト
後藤 小百合さん
#12 イラストレーター
橋本 純一さん
  ニューヨーク州弁護士山本 貴子さん
「アメリカが気に入って、ホストファミリーによくしてもらって…。」1か月のメイン州ホームステイ体験がその後の人生を決めてしまったようだ。
写真 中学入学と同時に、NHK番組の基礎英語を毎日欠かさず聞き続け、6年間以上にもなった。この積重ねがあったから現地でも英語がスムースに吸収できた。帰国後、海外に留学したいという思いが募って、地元ロータリークラブの交換留学プログラムに応募したら、あっさりと合格、留学の切符を手にした。ただ、行き先はマレーシアだった。高校3年を1年間休学して、現地の高校に通い、英語をブラッシュアップした。周りは中国系のマレーシア人、同じ東洋系だから違和感はなかった。帰国後、専攻を法学部に決めた。もともと法律に興味があったのと、英語はあくまで道具だと思っていたからだ。成蹊大学法学部在学中に再度アメリカ留学に挑戦した。「マレーシアは異文化に触れる点で面白かったのですが、アメリカ留学したい気持ちがずっとあって…。法律に関するインターンのプログラムがあることを知って応募しました」。これも見事合格。ワシントンDCのアメリカン大学に1年間留学して、アメリカで働いてみたいという思いが膨らんでいった。山本さんは、思いや夢を実現するためにすぐに行動する。国際的な仕事には、少なくとも修士(マスター)が必要と、大学院へ願書を出してみた。大学4年のことだ。成蹊大学を2000年3月に卒業して、日本で証券会社に就職した。アメリカの大学院は実務経験が選定基準に加味されるから、勤めた経験のない山本さんは不利になる。実社会に出てから再挑戦しようと考えていた矢先、大学院2校から合格通知が届いた。ワシントンDC・ジョージ・ワシントン大学に決め、国際比較法を専攻した。
「オリエンテーションに出てみて、大変なことになったと。周りは法学の教授だったり、南米の裁判官だったり、大学出たばかりの私のような学生は見当たらない」。課題が200ページなんてことはざら。電話帳のように分厚い教科書を6冊もバックパックに入れ、読み続ける日々。「涙なくては語れないほど、本当に大変でした」。努力家で、こつこつと勉強するタイプの山本さんは、この厳しい試練を乗り越えた。「意地っ張りだから」と山本さんは自己評価する。1年間で、修士を取得。これはアメリカ人に優るスピードといえる。弁護士試験を終えたら日本に帰国するつもりだったが、ニューヨークの法律事務所に就職が決まり、居残ることになる。試験は2日間に亘り、全国統一の選択問題と州の法律に関するエッセーだ。7月の試験は不合格、2回目の挑戦、2002年2月に晴れて合格できた。
写真
写真 「難しいですよ。英語のハンディはありますしね。米国で法科専攻の大学院卒業生は、ほとんど弁護士になりますから、日本の弁護士とは比較にならないでしょうけど」。今はマンハッタンにあるジェームス・ノーラン法律事務所で、移民法弁護士として働いている。「勉強したことをプラスに、次につなげてステップ・アップしていく。ゴールを定めて、それに向かって、こつこつと、ひたすら努力をしていくのが好きですね」。26歳の若さで、弁護士としてのキャリアを着実に積み上げている。

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