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驚きのサウジアラビア王国
 この国に来ると避けられないのが、サラという一日5回のイスラムのお祈りです。日の出の1時間ほど前、昼時、午後3時頃、日没時、日没から1時間ほど後の一日5回、彼らは聖地メッカに向かいアッラーの神に祈りを捧げます。この15分から30分間ほどのサラの時間は町中の店が閉まり、客は追い出され、サラが終わるのを待たねばなりません。もちろん職場での仕事も中断。さらにサラの開始時間には、そこら中にあるモスク(イスラム教寺院)の尖塔のスピーカーからお祈りを呼びかける声がフルボリュームで響き渡ります。馴れないうちはこれで夜明け前の眠りを妨げられます。非イスラム教徒の私にとって、このモスクからの大音声は今でも悩みの種です。食べ物に関しては、お酒はもちろん、不浄とされる豚肉も禁止されていて、空港の税関検査では厳しくチェックされます。また女性の水着姿など少しでもセクシーなものはご法度で、日本の週刊誌などは一部の硬いものを除きすべてダメ。女性のヌード、水着、ミニスカートなどの写真のページは破り捨てられてしまいます。スーパーで売っているパンストのラベルにある、女性の足の写真はマジックインキで真っ黒に塗りつぶしてあります。驚いたのは、おもちゃ売り場の子ども用ビニール製プールに着いたラベルの幼児の水着姿までがマジックで塗りつぶされていること。これらの禁制品を除いては、物資は豊富で、生活に必要なものは輸入品を含めてほとんど手に入れることができます。
相田 紀男 特派員プロフィール
在住暦 サウジアラビア××年
Email aidanorio@shabakah.net.sa

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